※この画像付きメールがご覧になれない方はhttps://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm367.htmlからご覧いただけます。

頑張って書いても伝わらなければ意味がありません号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

いよいよ衆議院が解散し、日本列島は総選挙シーズンに突入します。コロナが一段落しているので、国民の目は政局に釘付けといったところでしょうか。

それにしても、総理就任から解散まで10日、解散から投開票まで17日というのは、戦後最短の「短期決戦」だそうです。G20出席による外交デビューを放り出してのスケジュールで勝負に出た岸田首相の采配が吉と出るか凶と出るか、興味は尽きません。

ところで、コロナ禍による社会不安に端を発した「いじめ」による小中学校の不登校が、過去最多の19万人にのぼったと今朝の新聞にありました。ネットによるいじめの件数も右肩上がりに増えているそうです。

中には、書き手にそのつもりがなくても受け手が「いじめられた」と感じるケースもあるのでしょう。顔の見えないコミュニケーションには、どこまでも慎重な心配りが欠かせないと思います。

文章は上手下手よりも「狙い通りに伝わるかどうか」が大事です。いくら時間をかけて文章を練っても、相手に正しく伝わらなければ何の意味もありません。むしろ害になれば逆効果です。

今回の「オススメ参考書」では、正しく伝えるための文章術を教えてくれる本を紹介します。

ソフトバンクグループの決済代行!PayPayやキャリア決済も導入可能!
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購入者さまの多様な決済ニーズに対応できるようにクレジットカードをはじめ、
PayPayやキャリア決済など、様々な決済手段を一括で導入可能です。
決済手数料3.5%から、主要ブランドに対応したクレジットカードもご利用いただけます。

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お知らせ 検索絞り込みをリリース

カテゴリ/グループでの絞り込み検索をリリース

カテゴリ/グループでの絞り込み検索をリリース

商品をキーワード検索した後に、カテゴリ/グループで検索結果を絞り込めるようになりました。
絞り込み検索を利用すると検索対象が、商品登録画面の商品名、型番/品番、JANコード、写真タイトル、説明(必須欄のみ)、商品仕様に含まれる文言に拡大されます。

絞り込み検索を利用するには、「デザイン管理 > 商品一覧ページ設定 」にある「商品検索設定」欄で、 [絞り込み検索] を [利用する] に設定してください。

絞り込み検索については、こちらをご確認ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281602&id=1473&artlang=ja

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

新聞記者式 伝わる文章術 数字・ファクト・ロジックで説得力をつくる

白鳥和生・著 CCCメディアハウス・刊

1,320円(キンドル版・税込)/1,650円(紙版・税込)

ネットでビジネスをする人にとって、「正確に伝わる文章を書くこと」は死活問題です。いくら文豪のような名文を書き上げても、読者にこちらの意図が伝わらなければ何の意味もありません。

世の中に「うまい文章を書くコツ」を教える本は山ほどありますが、ビジネスで使える「伝わる文章」を書くための本となると、なかなかいい本には巡り会えません。

そこで選んだのが本書です。著者は日経新聞記者として30年間、延べ1万本もの記事を書いてきたベテラン。やはり「伝える文章」となると、新聞記者の右に出る人はいません。

「伝える」ことが目的のビジネス文書では、うまく書くよりも大切なことがあります。相手をその気にさせて、納得して読み進めてもらうことです。そのとき、文章は道具でしかありません。

発行元のCCCメディアハウスは、ご存じTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社です。2014年に阪急コミュニケーションズの会社分割により誕生しました。

主要出版物は、月2回発行の雑誌「Pen」、月刊女性ファッション誌の「FIGARO japon」、週刊誌の「ニューズウィーク日本版」です。そのほか、本書のようなビジネス系の書籍も多数発刊しています。

本書のキモを著者は「はじめに」でこう語っています。
***
文章には「型」があり、伝えるためには「コツ」があります。その種類は多くありません。「結論」あるいは「主張」を先に書き、それを補足する理由や客観的事実を重要な順に書いていく――ただそれだけです。
***

著者は続けて、相手にこちらが思うように動いてもらう文章のポイントとして、新聞記者がマスターしている文章術が有効だと言っています。
***
本書は新聞記者として培った文章術をお伝えするのが目的です。具体的には、ファクト(客観的事実)、データ(数字)、ロジック(論理)の3つの要素が揃った「説得力」と「納得感」のある文章をはやく書くテクニックです。
***

それでは、本書の内容を概観するために、目次を紹介します。
・はじめに
・第1章 伝えるためには「型」がある
・第2章 文章の構成を考える
・第3章 ファクトと数字の大切さ
・第4章 ロジックとは「流れ」が自然なこと
・第5章 「伝わる文章」のために
・第6章 データの集め方と使い方
・第7章 さて、文章を書く前に
・第8章 実際に文章を書いてみる
・おわりに

第1章の最初の項目は、こんなタイトルです。
「文章は読んでもらえないもの」

著者はこう言います。
***
文章は基本的に「読まれない」ものなのに、多くの人が「読んでもらえる」と思いすぎです。特に「誰でも興味があるはず」というスタンスで書かれた文章はいただけません。
***

そして著者は「書きたいこと」と「読みたいこと」にはズレがあると指摘しています。
***
飲食店なら、お客さんが食べたい料理を提供すべきです。「俺が出すものを黙って食べろ!」「俺の料理がまずいわけないだろう!」といった高飛車な料理人の店は敬遠したくなるのがふつうの感覚でしょう。文章も「自分が読む立場である場合、それを読みたいか?」を常に考える習慣をつけたいものです。
***

つまり、読まれない文章は、書き手の「書きたいこと」と読み手の「読みたいこと」にギャップがあるということです。そのギャップを解消するためには、文章を書く前に「読み手は誰か」というターゲットと目的をはっきりさせておくことが必要になります。

そして著者は「文章が苦手だという人は『共感』してもらう姿勢が足りないだけ」と言います。読者の立場に立ち、読者が疑問に思うことを察知してていねいに説明していく心配りがあれば、その文章は伝わるはずだということです。

続いて「文章は導入部が命」という話題があります。前置きが長く、何を言いたいかがなかなかつかめない文章は、最後まで読まれることがありません。そのために導入部の工夫として次のような手法が提案されています。

(1)読み手に問いかけ、考えさせる
(2)話し言葉(台詞)や情景から始める
(3)読み手にとって切実な課題を取り上げる
(4)タイムリーな話題を盛り込む
(5)意外性のある言葉を投げかける

そして文章を書き始めるコツとして、著者は「箇条書き」を勧めています。
書くために集めた材料を整理し、「何をどう伝えたいか」という要旨を一文で考えます。新聞の見出しを書く要領です。それからメモを仕分けし、優先順位で並べ直せば箇条書きは完成です。

よく言われる「5W1H」や「6W3H」も重要です。
5W1H……Who、When、Where、What、Why、How
6W3H……5W1H+Whom、How Many、How Much

よく冒しがちなミスとして、「一文に2つ以上の要素を入れてしまう」というものがあります。そして「一文を60~100字以内に収める」というコツも押さえておきます。さらに4~5行で改行をしたり、接続詞をうまく活用すれば、話の展開が簡潔でわかりやすくなると著者は言います。

それから「主語と述語を近づける」というのも文章をわかりやすくするポイントです。そのためにも、一文は短いほうが読みやすくなります。

細かいテクニックになりますが、「接続詞『が』を使わない」「形容詞はなるべく使わない」というのも挙げられています。

「が」は逆接か順接かがわかりにくく、文章がぼやけてしまいます。「が」でつながった文章は分けるのが原則だそうです。

また、「形容詞を使わない」というのは、平板で月並みな文章になるのを避けるためです。「おいしい」と書くより「だしの風味が鼻を抜ける、昔おばあちゃんがつくってくれた味」と書いたほうが、読み手の興味を引くでしょう。

助詞の「の」、語尾の「です」は連続使用しないという指摘もあります。「弊社の主力事業の環境緑化ビジネスの売上高の推移は横ばいである」という例文を見れば、明らかでしょう。

「です」や「ます」が3回以上続くと、文章が稚拙で単調な印象になります。表現を変えて、読み手の興味を引き続けるようにするべきです。

第2章の最初は、「長い文章に価値はない」から始まります。
***
情報があふれかえる現代にあって、「読むか読まないか」は一瞬で判断されます。パッと見て「読みやすそう」と思ってもらえることはますます重要になってきているのです。
***

読んでもらえそうなコンパクトな文章のお手本が「新聞記事」だと著者は言います。
***
朝刊1部は新書2冊分の文字数があります。朝の忙しい時間にそんな文字数は読めません。時間がなくても様々なニュースが目に飛び込み、内容を理解できる工夫がなされています。
***

その「工夫」こそが「逆三角形」構造だということです。記事の最初の段落に5W1Hの要素が含まれ、続いて重要度の高い情報から配置されています。整理部の記者は記事がスペースに収まらないとき、後ろから文章を削っていくという原則があるそうです。

***
逆三角形構造のポイントは、「何をどう伝えたいのか」を一言(一文)で要約し、伝えたい要素から優先的に並べていくだけのことです。
***

この場合、書き手が全容をきちんと理解していることが大切です。そうでないと、伝えたいことの優先順位がつけられず、読みやすい文章をつくることができません。

そして「長すぎる文章を削る」という作業も必要です。このときに大事なポイントは以下です。
(1)「説明しなくてもいいもの」を削る
(2)重複や繰り返しを削る
(3)「私は」「思います」を削る
(4)曖昧な「が」を削る
(5)余計な「という」を削る
(6)余計な「~こと」「~もの」を削る
(7)前置きを削る

第3章では読んで決断してもらうための文章の書き方が示されています。
***
どのビジネス文章も、基本的には「誰かに何かをしてもらう」ために書かれます。(中略)「誰に何をしてもらうのか」を常に自問自答しながら書くことが大切です。
***

読み手に何かをしてもらうためには、文章を読んで共感してもらうことが必要ですが、そのために重要なのが「納得感」です。そして納得のいく情報には必ずファクト(客観的事実、事実関係)とデータ(数字)が欠かせません。

たとえば「増えている」「多い」よりも「前年比50%増」「3,000人」のほうが説得力があります。こうして納得感を読み手に与えていきます。

ファクトとして理想的なのは、誰もが納得し、説得材料となる政府や国際機関の統計データです。かつては国会図書館などに出向く必要がありましたが、今ではインターネットで簡単に入手できます。

データとなる数字は、ただ並べても読者に刺さりません。比較すべき指標を示し、「なるほど」と思わせる必要があります。日本の歯科医院数が7万軒と言われてもピンときませんが、コンビニエンスストアの店舗数5万5000軒や郵便局数2万4000局と比べることで「なるほど、多いな」と思ってもらえます。

第4章では、できるだけシンプルな文章で論理的に書くことを「雲・雨・傘」理論を例にとって説明しています。
「雲が垂れ込めてきた」
「雨が降りそうだ」
「傘を用意しよう」
という筋道に沿った因果関係の説明です。「前提」「推論」「結論」と言いかえることもできます。

第5章では、中学生でもわかる文章を目標にせよと言っています。読み手の前提知識を「中学生程度」とすることで、多くの人に伝わる文章が書けるということです。

以下、応用編的な章が3つ続きますが、興味のある方はぜひじっくり読んでみてください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

さて、今回のお店はなんと3回目の登場というアパレルのお店!
1回目が2014年、2回目が2016年で、おちゃのこ出店は2006年から16年目という、おちゃのこショップの中でもかなりの老舗ですね。

1回目、2回目の頃はまだ電話インタビューはしていなかったので、今回初めてお電話でお話を聞いた上でのダメ出し道場となります。

さて今回はどんなお悩みでしょうか。

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
Audience

ショップ名 :
Audience

サイトURL:
https://www.aud-inc.com/home

ショップの現状、お悩みの点など
3回目のダメ出し道場への投稿にて、恐縮ですが、改めて診断していただけると助かります。
以前ご指摘いただいたバッグや小物などの商品画像は、ご指摘いただいた点を考慮し、リニューアルしましたところ、以前と比べて、お客様から大分見ていただけるようになった印象は実感しております。
ただし、以前の担当者が退職し、現在の形になってから月日が大分経っており、購入率も向上しているとはいえ、ユーザー様の視点から何が欠けているかが把握しきれていないとも思っております。
また、SNSからの流動線が今の物販には大切だと認識しておりますが、サイトの構築上で何か大切な視点などもあれば、ご教示いただけると助かります。
どんな内容でも構いません、ご指摘の方、どうぞ宜しくお願い致します。

1回目の「ダメ出し!道場」2014/08/28号
https://www.ocnk.net/advice/index.php?id=72

2回目の「ダメ出し!道場」2016/02/10号
https://www.ocnk.net/advice/index.php?id=98

第一印象:かなり洗練されているが…一部にあれ?と言う落差

初見の目線で拝見してみても、トップページの印象は洗練されていて、白ベースでフォントのセンスも良く、レイアウトやメニュー構成なども整然と見やすく、探しやすく、良いと思います。

1回目の登場の頃から、ページのデザインクオリティは高く、ページデザイン面ではダメ出しする所がほとんどなかったと記憶しています。

初回、二回目にダメ出しさせていただいたのは、具体的な商品(特に服以外のバッグなど)の初見での大きさの印象や、ポケットや内部などの細かな部分、見せ方などだったと思いますが、その辺もかなり改善されているように思います。

が、ところどころ、「あれ? なんかクオリティが急に雑に…」という部分があるのがちょっとひっかかりました。

例えば… PCサイトでの 上部メニュー のうち

CONCEPT コンセプト
https://www.aud-inc.com/page/213

COLLECTION コレクション
https://www.aud-inc.com/page/246

ABOUT 会社概要
https://www.aud-inc.com/page/31

WHOLESALE 新規お取り扱い
https://www.aud-inc.com/page/12

は、なぜかテキストベースでPCで見ると幅が狭く、左に寄ってレイアウトが崩れています。「スマホを意識して?」とも思ったのですが、スマホサイト(https://www.aud-inc.com/phone/)の方はちゃんと専用ページが用意されています。
↓↓↓↓↓

CONCEPT コンセプト
https://www.aud-inc.com/phone/page/255

ABOUT 会社概要
https://www.aud-inc.com/phone/page/257

WHOLESALE 新規お取り扱い
https://www.aud-inc.com/phone/page/256

並みのお店なら十分なのですが、レベルの高いAudienceさんのサイトだとちょっとしたことが落差や手抜きに見えてしまうので、できれば修正しておきたいところですね。

この辺りは、前任担当者の退職に原因がありそう!?

インタビューで浮き彫りになったこと

いつものようにお電話で、オンラインショップ責任者で会社の営業部長の立場にある仁科さんにインタビューさせていただきました。

仁科さんはオンラインショップ専任というわけではなく、Audienceさんの卸売り(BtoB)の営業も統括する営業の責任者とのことです。

以前はオンラインショップにはWebに習熟した専任の担当者がいらっしゃったのですが退職されて、現在は専任者はいないが、商品撮影や画像加工、商品登録、受注対応などの日常業務はスタッフ何名かで分担・協力して運営できるので、大きな支障はないとのことです。

ただ、Webデザイン制作面では技術的に精通したスタッフがいなくなったので、メンテナンス上、できていないことや、手が回らなくなった点がいくつかありそうです。

Audience さんは前述のとおり、個人への販売のための当おちゃのこオンラインショップとしてだけではなく、全国の洋服屋さんへの卸売りもなさっており、当サイトはそれらBtoB先へのオンラインカタログ的な意味合いもあるようですが…

BtoB の営業は既に引き合いも多く順調なので、あえてそこはあまり前面にアピールせずに、おちゃのこショップはあくまで個人向けに販売を伸ばしたいそうです。

全国の卸先の小売店さんにおいては、コロナ禍において、逆にSNSなどの活用で販売を伸ばしておられるところもあったりするとのことで、Audienceさんでもその辺の勝ちパターンを模索中のようです。

それでは具体的に気付いた点、ダメ出し!させていただきます。

インタビューで浮き彫りになったこと

例えば…
トップページ最下部を見ると…Audienceさんで運営されている各種SNS が…
Facebook、Instagram、twitter、tumblr、Google+、Pinterest、WEAR、Sumally、exite blog、Ameblo、LINE@、Styler と、なんと12種類もあるのですが…

Google+のように既にサービス自体終了していたり、Stylerのようにリンク先がなかったりするものがあったり、残ってはいるが最終更新が2016年とか2019年とか数年も放置されているものがあったり。

前回の「ダメ出し!道場」では「13種類あったSNSをちゃんと更新していてスゴイ! スマホ時代のSNSによる無償情報発信のお手本だと思います!」と賞賛させていただいたのですが…

担当者さん退職の影響か、現在は手が回っていないSNSも出てきているようです。Audienceさんの商品はシーズンごとに目まぐるしく入れ替わるようなものではなく、ある程度商品ライフサイクルの長いものが多いようですが、とはいえ、流行にも関わるファッション業界のサイトですので、あまりに年単位で古い情報が更新されていなかったり、リンク切れになって放置されているのは、ブランドイメージとしてよろしくありません。

さしあたり、リンク先の情報がなくなったものだけでも削除して、更新できていないものはどうするか検討しましょう。

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トップページ 新入荷など最近の商品でいくつか気になった点

・ビッグワッフル 3XL ラグラン ニットカーディガン
https://www.aud-inc.com/product/4471
真後ろの姿がない、裏の縫製など見えない

・610gウールメルトン サーモライト中綿
オーバーサイズ ステンカラーコート
https://www.aud-inc.com/product/4204
コートの裏地やボタンの近影など気になるが写真がなく、確認できない。

・【Lanificio Becagli(ベッカリー)】トスカーナボア
LEVEL7 ジャケット
ファスナー金具、ポケットの深さなど、気になっても確認できない
https://www.aud-inc.com/product/4348

モデルさんを使ってイメージの良い写真や色違いの確認などには十分なレベルなのですが、やはり現物を見られない「通販」において、商品写真は「手に取って確認する」のと同等以上の質や数が必要です。スタッフさん達も商品撮影に慣れて来て、流れ作業的に「こんなもんでいいだろう、わかるだろう、さっさと終わらせたい」という心理が働いて、知らず知らず手抜きになってしまいがち。

「どこまで見たいだろう?」
「触れなくても質感、肌触りまで伝わるかな?」
「見えてないところないかな?」

もう一度、初心に戻り、画面の向こうのお客様の立場・視線になって、商品撮影に臨んでもらってください。

不安や、懸念があるままでは カートに入れにくいですし、入れてくれたとしても、お届け後イメージ違いで返品になるリスクも高いと思います。

実店舗に来る最も神経質で細かい部分までチェック・吟味してから買うようなタイプのお客様を想定して、「そういう方はどこまで触って、ひっくり返して裏地、襟元、袖口、裏地、ボタンやバッグ類のポケット内部、金具などのパーツ、縫製など確認すれば納得されるだろうか?」
見せられるだけ見せる写真を撮影・用意するよう心がけるようスタッフ教育を徹底しましょう。(アパレル通販スタッフの基礎)

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気になる服の小ジワ…
個人的には私はおおざっぱなのですが…

オンラインショップにおける商品撮影で 衣服・布モノの場合はたたみシワ が生じてしまいます。現物を目の前にしてもさほど気にならないのですが、着用して写真に撮ると意外と目立ってシワによる影など気になってしまいますし、全体としての印象がほんの少しでもマイナスに(見ている人も気づかなくてもなんとなく潜在的にマイナスに)感じてしまうものです。

できれば撮影時に「ハンディースチーマー」など衣類のシワ取り機を用意して(わずか数千円程度)、できるだけしなやかできれいな状態で撮影するようにしましょう。

とても細かいようですが「見た目の印象」が重要な洋服販売においては気を付けたいポイントだと思います。

50点
総評

担当者さんの退職の影響か、多忙の影響か…
一度は良くなった商品ページの詳細写真や説明が少し雑になったり、レベルダウンしているかもしれません。複数の担当者で手分けしたり交代で撮影を行ったりするには、漏れたりミスしたりしないチェックリストを用意するなどマニュアル化して、ノウハウ共有や新人スタッフさんへの教育なども重要です。

各種SNSを手広く使って、情報発信→認知・集客に という基本戦略は良いと思いますが、運用しきれないようであれば、いったん削除すべきはして、効果の高いものを残してこれを機会に整理してみるのが良いでしょう。

スキル的に社内でメンテナンスできない部分が多いようでしたら、外注やアウトソース、人材派遣などWeb制作のプロに委託するなどタイムリーにサイトをいじれる手段の確保はしていきましょう。
最近はこの手のサービスも増えていますし、都内近郊なら対面で相談もできる人材にこと欠かないと思います。

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SNS 活用 次の一手
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業界紙、繊研新聞オンライン版にこんな記事を見つけました
《視点》服を買う動機
https://senken.co.jp/posts/view-210316

要は、SNS(Instagram)においてインフルエンサーによるライブ配信で、1週間で服が1000枚売れたと…
インフルエンサーとそのファンコミュニティーは強い。

記事はここまでですが…

私の見解を加えるならば…
単にSNSで自社発信で商品宣伝するだけでは、もはやSNS活用とはいえない時代。
「新商品アップしました!」
だけ投稿しても、せいぜい数十件の「いいね」がつくのが関の山。

リツイートなど拡散してバズってくれれば御の字ですが、なかなかそんなネタは生み出せないのが現実です。

SNSのパワーは、自社発信よりも、顧客発信だったりインフルエンサーによる拡散だったりがあって初めて収益につながる程の効果が表れるものです。

なかなか費用もかけずに意図してバズリを作り出すのは困難ですが、それでも、それを促すことくらいは無償でできます。

例えば…
実店舗に「店内商品撮影+SNS投稿大歓迎!」
「SNS投稿キャンペーン実施中」「投稿者から抽選で毎月●が当たる!」
など POPやポスターを貼って来店客にどんどんSNS投稿させる。
その際、誰でもわかりやすいオンリーワンのハッシュタグを用意して、必ずそれを付けて投稿させる。
例)#高円寺AUD など他者が絶対使わない、英語のスペルが苦手な方でも間違えないハッシュタグ
そのハッシュタグで投稿者を毎月抽選する。などなど…
映える撮影スペースや機材など用意できれば、なお効果的ですね。

また、SNSプロフィールやショップサイトに、
「インフルエンサーさん&スタイリストさん洋服貸し出します! DMにてお気軽にご連絡下さい!」などと明記して促す。

連絡が来たら相手のフォロワー数や影響力を吟味した上で、貸す、安く売る、無償提供、断るなどを判断すれば良いと思います。
いずれにしてもSNSのユーザーたちの力を借りて認知や拡散を促すことは、費用を抑えてできることですので検討してみてください。

もし、広告宣伝費などに余裕があるのであれば、YoutuberやInstagramerなどプロのインフルエンサーを使ってみるのも有りかもしれませんが、結構お高い(数十万~数百万円)ようです。

いずれにせよ、ひと昔前にファッション雑誌の記事広告や読モ(読者モデル)モニターなどが今ではすっかりSNS上に移って来たようです。
いつの時代もファッションにおけるアイコン、インフルエンサーの影響は侮れないようですね。

時代の変化に対応した新しいチャレンジ、ぜひ頑張ってみてください。ブレスト、アイデア、戦略立案など悩まれた際はお気軽にご相談ください。

以上、「ダメ出し!道場」でした。

──────────────────────────────

皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、アイコンフォントを利用してアイコンを利用する方法ご紹介します。
おちゃのこネットでは、fontawesomeの4.7を読み込んでいます。
簡単なHTMLタグでアイコンを挿入することが可能です。






HTMLタグを挿入する

自由記入欄やHTMLタグ利用可能エリアに下記のHTMLタグをコピーして貼り付けてください。
アイコンフォントについては、下記のサイトのアイコンが利用できます。
https://fontawesome.com/v4.7/icons/

※使い方
fa-から始まるコードをコピーして貼り付けるだけです。
例)fa-address-book


<div class="iconfont">
<i class="fa fa-file-text" aria-hidden="true"></i>
<i class="fa fa-paper-plane" aria-hidden="true"></i>
<i class="fa fa-envelope" aria-hidden="true"></i>
</div>

 
スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は最下部にお願いします。

フォントの大きさや色は文字サイズで指定します。


.iconfont .fa {
font-size: 40px;
color: #000000;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

コンバーション率の上げ方

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「コンバーション率の上げ方」について説明させて頂きます。

■そもそもコンバーション率とは

コンバーション率は、アクセス解析によって得られる情報の一つです。

通常は「CVR」と表記されることが多く、これはコンバーションレートの略です。

名称からぱっと何を表すのかイメージしづらいかもしれませんが、簡単に述べるとユーザーが商品を購入してくれている割合のようなものと言えます。

例えば自身が運営するECサイトに訪れたユーザーが1,000人として、うち10人が商品を買ってくれたものとします。

CVRはコンバーション/訪問者数*100で算出できますので、この数式に当てはめると10/1000*100となり、1%ということになります。

上記のようなCVRの場合、サイトに訪れた人の約1%が商品を買ってくれる割合ということになるのです。

この数値がわかったとしても、どれくらいの数値だと良いのかがわからないかと思います。

一般的にCVRは1%~2%が平均と言われていますので、まずは1%や2%あたりを一つの目安として考えるようにしましょう。

■CVRを踏まえた対策

アクセス解析によりコンバーション率がわかったとして、次に必要なのは対策です。

全商品に対して文句なしのコンバーション率であれば対策する必要はないでしょうが、現実的にそのようなことはないかと思います。

特にECサイトを立ち上げて運営を始めたばかりの初心者であれば、探り探りしていくことがたくさんあることでしょう。

基本的に商品によってコンバーション率は異なってくるかと思います。

コンバーション率が良い商品もあれば悪い商品もあるはずです。

基本的には数値の良い商品の記事を参考にするのが基本なので、コンバーション率が低い記事と高い記事で何が違うのか探ってみましょう。

最初はコンバーション率の違いで記事の良し悪しを判断するのは難しいかと思いますので、コンバーション率を改善する基本的な知識について紹介します。

まず大前提として、コンバーション率を高めるためには「商品を買ってもらう」必要があります。

これの改善には様々観点があります。

例えば、サイトそのものの仕様を検討することです。

具体的にいえば商品を検索して、購入するまでのプロセスの部分です。

基本的にはユーザーの個人情報を入力して購入手続きを済ませますが、この過程が複雑であればあるほどユーザーは途中で面倒になり離脱する可能性が高まります。

もっと根本をいえば商品の検索のしやすさ、カートの管理など、ユーザビリティが低いと自然とコンバーション率も下がってしまうと考えて良いでしょう。

細かい改善点をあげると、例えば商品の購入につながるボタンの設置個数を増やすというのも良いです。

また、例えば入力エラーが発生した時に、せっかく入力した情報がクリアされてしまうことがあります。

これは購入意欲を非常に低下させてしまう問題ですので、設計としてユーザーに手間をかけさせないよう考慮することが大切です。

ほかにも、今はPCを使う人はもちろんいますが、それよりもスマートフォンを使って検索する人が非常に多い傾向があります。

という時代の傾向を考慮すると、パソコン向けのサイトではなくて、スマートフォンやタブレットなどの端末でも快適に使用出来るようデザイン設計もすることが大切です。

使いやすい、そして購入までの導線が明確であるサイトはコンバーション率が高くなりやすい傾向にあるでしょう。

サイトの設計のほかには商品紹介の記事も大切です。

根本的ではありますが、商品を魅力的に思わせるよう記事を作成しなければ、どれだけサイト設計がしっかりされていても、まずまず商品を買ってくれることはありません。

文章はもちろん、画像や動画などを活用し、うまくセールスすることが非常に大切です。

サイトをしっかり作る、または記事を丁寧に作成するなど、どちらか片方ではなくサイト全体の質を高めることがコンバーション率の向上につながります。

★POINT
・ユーザビリティの向上がコンバーション率につながる
・サイトと記事両方の改善が必要

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編集後記

セイタカアワダチソウの目立つ季節となりました。一時期は日本中を席巻した外来種ですが、最近ではススキの逆襲に押されて影が薄くなっている土地も目立ちます。植物の世界も生存競争は厳しいですね。
(おちゃのこ山崎)

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